起業の成功は準備にあり「起業は一冊のノートから始めなさい」
考えていることは全部ノートに残しておこう
この本を読むと得られるもの
- 起業ノートの作り方がわかります。
- 起業ノートを書くことで自分の夢が実現できます。
- 起業ノートは起業後もパートナーとして活躍してくれます。
この本では、起業準備では1冊の手書きのノートを使いましょう!と勧められてます。
この本の著者である上野さんは起業支援を仕事にされてて、「事業を長く続けれる人とすぐに終わってしまう人の違い」を探していました。
そこで立った仮説が
「起業する為の準備をしっかりとおこなったかどうか」
で左右されるというものでした。
準備って何でしょう?少なくとも資格を取るぜ!とかでは無さそうです。
計画表とかかな?
この本では1〜3年で準備を進めて、起業ノートを活用した具体的な方法が書かれています。
- 起業する人はみんなノートをつけている
- なぜ起業したいのかノートに書いてみる
- 先に独立する日をきめてしまおう
- アイデアを300個以上書き出そう
- 起業の不安を書き出せば、心の準備ができる
- 足りないスキルとノウハウをまとめておこう
- ノートを使って人間関係を高めよう
- 事業計画を練り上げ、起業のスタートラインへ!
起業は勢いだ!的な考えの人も、こういう視点の本は読んでおくのもいいかもですね。
ここでは、起業ノートの使い方と書き方の概要をまとめてみました。
サクッとまとめただけなので、是非本で読み込んでほしいです。
起業ノートは行動とマインドを記録していく
上野さんのもとには多くの人が起業の相談にやって来ます。
その根底には「上手くいくのかな?」という起業への不安があるようです。
そらそうやんね。上手くいくかなんてやってみないとわかりません。
数多くの起業家と接してきて、上手くいく人といかない人の差は、しっかりと準備をしてるかどうかだそうです。
準備をしない起業は、トレーニングなしでマラソン大会に出場するようなものです。
起業自体は誰でも出来ますが、軌道に乗せれるかは事前準備で変わってきます。
準備というのは起業の為のものではなく、少なくとも5年は続けられるようにする為のものです。
と言っても準備に何年もコツコツやればいいものでもありませんよね。環境が変化するので陳腐化してしまいます。
1〜3年を目処に集中的に準備をするのが大切です。
そこでノートの出番です。
ノートにはアイデアや経営ノウハウ、行動計画など、準備をしていて発生する様々な情報を記録していきます。
なんか平凡なように思うかもですが、計画をブラッシュアップしていくことが出来るんです。
事実、起業して軌道に乗せてる起業家は、なんらかの形で準備過程を記録しています。
起業がいつまでも上手くいかない人は、記録をしていない事がほとんどです。
起業の記録は、起業した後もトラブルに直面した時に助けてくれる心強い存在になります。
ノートをつけることの効果は
- 思考が整理できる
- 不足しているスキルやノウハウが明確になる
- 起業準備の進捗状況を確認できる
の3つがあります。
手書きにこだわる理由は、あとで見返した時にその時の気持ちがまざまざと復活することです。
起業にはこの気持ち、つまり「マインド」がとても重要になります。
手書きの文字で気持ちの整理をしましょう。
もちろん日記のように過程を記録するだけでは意味がありません。
起業前に必要な準備をあらかじめ決めて、それに基づいた行動をとっていく為に「起業ノート」をつけていくのです。
起業ノートがあれば乗り越えられる「起業後の3つの壁」
起業ノートは、起業した後でも役に立ちます。
起業が失敗する原因は資金が底をついてしまう事ですが、その根底には「3つの壁」があるんです。
- アイデアの壁
- 行動力の壁
- マインドの壁
「アイデアの壁」とは、起業して上手くいかないと目先のことに囚われてしまう事です。
日々の仕事に追われてアイデアも考えなくなります。
そんな時にノートを見ると、「そういや、こんな事考えてた」と思い出して、事業拡大のきっかけになります。
「行動力の壁」は、事業が軌道に乗った時にやってきます。
ひとつは油断、もうひとつは多忙でタイムマネジメントがうまくいかない事です。
いずれも売り上げが先細りになります。
その為に起業ノートには1年後、2年後とその時に行うべき事を明記しておき、出来ているかの確認を繰り返します。
タイムマネジメントは優先順位を考えて、効率的な時間の使い方を記録しておきます。
「マインドの壁」は、心が折れそうになる正体です。
つらい場面がやってきても、準備段階でリスクを想定したり、メンタルを鍛えておく事が重要です。
起業後もマインドに関する記事を見直す事で、自分に勇気を与える事が出来ます。
書きたいことは山盛り!起業ノートを始めよう
まずは1ページ目には、今の気持ちや起業に対する想いを書いていきましょう。
楽しみも不安もモヤモヤも。
ただし、自分のモチベーションを高めるメッセージで締めくくります。
気持ちをドンドン書いて、1ページを埋めましょう。
ノートは後日に書き足すこともあるので、スペースは無駄使いするくらいで大丈夫です。
次に準備に必要な主な項目は7つです。
1.動機と理念を固める
「なぜ起業するのか」はしっかり確認する事が必要です。
同時に理念も出来るだけ早く固めます。
これがないと目先の事に囚われて不安定な事業になってしまいます。
2.スケジュールを策定する
具体的な時期を決めて、そこから逆算して行動スケジュールを決めて実行する事が大切です。
3.ビジネスモデルを検討する
上手くいくかどうかは「どんな事業をやるのか」がカギを握っています。
ビジネスは「誰かの困っている事を解決する」ことと言われています。
しかし、お金をいただく事が前提です。
「誰に何をどのように売るのか」を考えて、しっかりとお金が残るビジネスを考える事が必要です。
4.マインドを強化する
強化ってどうやって?って感じですよね。
色んな困難がやってきて不安になる時がたくさんあります。
逆に成功すると浪費に走る起業家もいます。
そうした心の問題をあらかじめ知って強化するするのです。
詳しくは本を読んでね。
5.足りないスキルとノウハウを補う
得意な分野で起業をスタートさせても、必要なスキルは次々出てきます。
足りない能力を洗い出して、補っていきます。
6.人脈を形成する
仲間だけでなく、多くの人と交渉する場面も出てきます。
対人交渉利益を高めることも必要になります。
7.事業計画を練り上げ、経営資源を整える
起業ノートの最終仕上げは、事業計画の練り上げです。
人に見せる事を目的に書いていきます。
資金調達する時に納得してもらえるものにしないといけません。
また、自分の行動計画書としてのビジネスプランも作成して、人、モノ、金、情報を整理しながら、いよいよスタートです。
起業ノートは自分の為のものなので、綺麗に書こうとかは必要ありません。
思いついた事は躊躇なく書いていく事が重要です。
カヤックのマンダラチャートのように書くのもよし、マインドマップでもよし。
好きなように書いてください。
項目のまとめ方とかはバレットジャーナルを参考にすると便利でした!
「起業は一冊のノートから始めなさい」を読んでやってみた
早速ノートに書いてみた
実践してみた3つのこと
- 起業ノートに期限を書いてみた
- スキルの習得を始めてみた
- ビジネスアイデアを捻り出してみた
起業する予定はないのですが、副業は育てたいので起業するつもりで書いてみました。
まずは期限を決めないといけないですね。
年内には始動したいなあ。プログラミングのスクールが90日カリキュラムなんで、2020年11月30日に決めました。
足りないスキルは動画撮影、プログラミングですね。
動画撮影は単純に数がこなせてません…。
もっと撮影に出掛けて編集の回数を重ねないと。
プログラミングは、全くの素人です。どこまで出来るか謎ですが、ノーコードを使うにしてもある程度知っておかないといけないのでやっておきます。
※動画撮影用にジンバル買いました。
アイデア出しもやっていきます。
本では、
一生懸命働く人よりもアイデアを考える人のほうがうまくいく
とありました。
まずは300個以上のビジネスアイデアを考えます。
ここで一人ブレストの登場ですね!
アイデア大全に書いてた技を駆使して考えてみました。
常に手帳は携帯しているので、ちょっと時間がある出来た時にやってます。
ざっくりした紹介になりましたが、いかがでした?
触りしか紹介できていないので、ぜひ本で読んでほしいです。
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現代の働き方を指南してくれる一冊です。
著書名 起業は1冊のノートから始めなさい―――「事業プラン」から「資金計画」までを可視化する起業ログのススメ
著者 上野光夫
出版社 ダイヤモンド社