傾聴のコツ

 

お坊さんから学ぶ「傾聴のコツ」相手の話をきちんと”聴く”のは簡単じゃない

信頼される人間は傾聴をしている

この本を読むと得られるもの

  • 「傾聴」とは何かわかります。
  • 「傾聴」出来る人間は信頼されます。
  • 会社の人間関係も円滑になります。

 

先日紹介した「天才の7つの習慣」で、デキる人は「傾聴する」という記述がありました。

「天才の7つの習慣」今からでもIQは鍛えられます

 

傾聴?

人の話を聞くことってのはわかるけど、どう違うの?

そう疑問に思い読んだ本がこの「傾聴のコツ」です。

 

著者は金田 諦應さんというお坊さんです。

被災地で傾聴カフェ「カフェ・デ・モンク」というボランティア活動をされています。

「モンク(お坊さんの事)に文句の一つも言いながら一息つきましょう。一緒に悶苦します」というものなんですって。

 

そこで改めて傾聴の大切さを実感されたそうです。

聞くではなく「聴く」が大切で、簡単そうでそうでもないんですって。

人はついつい途中で話をして遮ったり、否定したり、話を誘導したりしてしまいます。

 

そうではなく、時には何分も相手から出てくる言葉を待つようなこともします。

全身で話を聴いて、話の裏にある「物語」を見つけるのです。

そんなの出来るかな?

 

この本では、

  1. 傾聴とは、相手の話に「共感」すること
  2. 傾聴とは、相手の「物語」を受け入れること
  3. 傾聴とは、「身近な人」を幸せにすること
  4. 傾聴とは、他人との「境界線」をなくすこと
  5. 傾聴とは、「自分」をもっとよく知ること

という項目で書かれています。

 

ここでは、傾聴とは何か?普通に聞くのとなにが違うのかについて要約します。

具体的な事例が多く書かれているので、是非本で学んでくださいね。

傾聴ってなんなの?

このブログでも散々「発信しましょう」「世間にアピールしましょう」と言ってきました。

SNSに写真、動画など、みんな自分がどんな人かを自己主張する事に夢中です。

そして発信するのがうまい人が目立っています。

 

逆に受け手で目立っている人っていなくないです?

でも話を上手く聴ける人って、きちんと世の中では評価されます。人から求められます。

そんな人は信頼されます

 

あ、なんかストンと落ちました。営業でも販売でも、話し上手ではなく聴き上手な人が実は成績がいいんですよね。

 

友人関係も同じです。

これも周りを見渡せば、話を聴ける人ほど、友人と良い関係を築けているのではないでしょうか。

逆に言えば、大切な友達が欲しいなら、相手の話をしっかりと聴けないといけません。

話してばかりでなく、時には聴いてあげてこそ友情が芽生え、豊かな友人関係に囲まれるのです。

 

被災地での傾聴

宮城県に住んでらした金田さんは、東日本大震災が起こった時の惨状を体験し、たくさんの供養のお経をあげられました。

しかし、今まで学んでこられた教養や、宗教的な言葉がわからなくなり、神仏の姿も見失ってしまわれたのです。

 

それ以後、法衣を着て被災地にはいるのを止められました。

被災地の方々の苦悩には宗派も肩書きも関係ありません。

そこから傾聴活動を始められたのです。

 

金田さんは、「暇げで、軽みのある佇まい」を意識されました。

優しいフワッと空気のような存在で、音楽を流し、仏の言葉や経典の文言も一切口にしません。

ただただ傾聴の場は、ほっとする場所にされたのです。

 

すると、一人二人と被災地の方が話しに来られます。

苦しんでいる時こそ、悲しんでいる時こそユーモアが必要です。それも人生を達観した上にあるものでないといけません。

 

ビクトール・フランクルの言葉に

「ユーモアは人間に与えられた神的と言っていいほどの能力である」

というものがあります。

まさに自分で自分を笑い飛ばすような。

その時、人はふと心が軽くなるような感覚になります。

 

傾聴する時に大切なのは「共感すること」です。

相手の悩みや苦しみを無くそうなんて、考えない方がいいのです。

 

「わかるよ」と言ってるだけでも上手くいきません。

「わかるよ」の後の「私もさ」と見当違いの片方を持ち出してしまう事が多いからです。

 

だから、必要な言葉は

「あなたのつらい気持ち、今の話で”よく伝わったよ”」

なんです。

 

そんな風に距離を縮めていき、相手に話したいだけ話しをさせるのです。

 

そして話し尽くしたなと感じた後に、

「今の話を聴いて、感じた事があるんだけど、聴いてかれるかな?」

というふうに伝えるのです。

 

「共感する」とは「慈悲」の心です。

悲しみ、苦しみを共感し、その場に踏み止まる姿勢が「慈悲」です。

いきなり結論を言うようですが、傾聴においてもっとも大切なのがこの慈悲の心です。

 

人から悩みを聴いた時に、「わかるよ」と言ってしまいがちです。

業務の失敗程度の悩みならまだいいのですが、その人の人生に関わるような悩みの時は、「わかるよ、俺もそういう事あったよ」は絶対に禁句です。

「傾聴のコツ」を読んでやってみた

思っている以上に傾聴は深いものでした

実践してみた3つのこと

  • 逃げてはいけないと誓った
  • 全身で聴くようにしてみた
  • 全肯定で聴いてみた

 

マザー・テレサも「愛の反対は無関心」と言ってました。

「わかるよ」という言葉は、早く終わらせたいという時につい出てしまう言葉です。

それは「慈悲」の反対の態度で、「逃げている」事になります。

 

もうちょっと話を聴かせて、という態度を示して傾聴するように心掛けました。

これが難しい…!

よく「吉村って人に興味がないよな」と言われる僕の中ではハードルが高いです…。

 

そんな事にならないように、全身を総動員して聴くようにしました。

僕もその人の話から何か学ぼう、という気持ちで聴くのです。

相手が言葉にするのを困ってる時だと、「それは、〇〇だから悲しいんですね」と言葉を代弁してみます。

 

そして、「んなわけない」という全否定の言葉は出さないように心掛けました。

相手を全肯定する代わりに、自分を「自己否定」する事が大切なんでやってみました。

これも難しいんよなー。

思わず「なんでやねん」となってしまいます。

そこで「こういう考え方もあるのか」という気持ちで聴くようにしました。

 

なかなか意識しないと傾聴って難しいですね。

練習してマスターしたいです。

 

是非みなさんも本を読んで会得して下さいね。

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著書名 傾聴のコツ―――話を「否定せず、遮らず、拒まず」

著者 金田 諦應

出版社 三笠書房

 

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最近は散歩しながら本を聴いてます。オススメですし、無料で体験できるので是非試してみて