僕たちは地味な起業で食っていく

 

「僕たちは、地味な起業で食っていく」派手な起業をお手伝いできるのも立派なスキルです

地味な起業。この視点なかったわ…!

この本を読むと得られるもの

地味な起業とは何かがわかります。

地味な起業に必要なスキルを鍛えられます。

地味な企業の育て方がわかります。

 

以前経団連の中西会長が、「終身雇用ムリ」と言って、メディアでは「衝撃的な発言」として取り上げられていました。

でもまあ、大半の人は「うん、だよね」と思ったはず。

 

定年まで会社が雇ってくれると信じてる人ってもうなかなかいないと思います。

大手電機メーカーは既に大々的に、メガバンクのみずほ銀行すらも新しい人事制度を取り入れます。

 

しかし、転職は大きなリスクがあります。

統計では、転職すると平均年収は下がるというデータがあります。

個人の「資産価値」を上げないと、キャリアも収入も上がらなくなりました。

 

これらの課題を全てかなえる生存戦略こそが、この本のテーマである「地味な起業」です。

この本では従来のリスクをとった大勝負な起業を「派手な起業」とし、正反対の働き方を提案しています。

 

一言でいえば、資料作りや打ち合わせといった誰でもやってる「地味なスキル」で経済的に自立する世界一リスクの低い働き方です。

必要なのはスマホとパソコンのみ。

 

この本では、

「地味なスキル」を武器にすれば、個人の「市場価値」は最大になる

「地味ない起業」の考え方

「地味な起業」をやってみよう

あなたに「資産価値」を見出すビジネスパートナーとの出会い方

仕事相手との信頼関係を深める神ワザコミュニケーション

未来なキャリアが自在になる「自分軸」の作り方

の項目で、地味な起業について解説して下さいます。

どの辺が地味なのか?派手な起業と何が違うのか?

 

よくわからないと思います。

ここでは、地味な企業とはどんな起業なのか、何をすれば良いのかについて要約します。

その為に必要なものは本で確認して下さいね。

地味な企業とは派手な企業のお手伝い

最初は著者の田中さんも「派手な起業」を目指されます。

しかし一向に上手くいきません。

 

仕方なく知り合ったお客様のホームページを無料で作りながら、サポートを手伝ってました。

無料でもいいから、何か仕事っぽいことをしていたかったのです。

 

ある時、お客様に営業法の相談されて、何冊かの本をまとめたレポートを送りました。何かの参考になればくらいの軽い気持ちです。

しかし、それを見たお客様は田中さんに「月3万でうちの会社を手伝ってくれないか?」と持ちかけられたのです。

 

特別なスキルが必要だと思っていた田中さん。でも実際にお金になったのは「地味なサポート」です。

そこから半信半疑ながらも数々の「地味なサポート」をこなし、お金を頂く経験を繰り返すうちに、「地味な起業」が良かったんだ!という確信を得られます。

「好きなこと」で食べているインフルエンサーに感化されて、同じ土俵で戦っても勝ち目はありません。

別の土俵で稼ぐ方が良いに決まってます。

 

市場価値=「手伝って下さい」といわれる力

簡単です。困っている人を助けるのです。

発信力は無くても構いません。

 

SNSで重要なのは、発信よりも「応援したい人と繋がる」こと。

「この人が好き!」「応援したい!」と思える人は、既に特別なスキルを見つけることが出来たすごい人です。

でも、そういう人たちも事務作業は全く出来なかったりします。

 

田中さんが手伝った中では、「ブログでセミナー開催を告知したけど、今何人集まっているのかわからない」というものもありました。

エクセルでリストを作り、入金の確認をするだけでめちゃめちゃ感謝されました。

田中さんがこの本で言いたい事は「好きなことをビジネスにするより、好きな人のビジネスを応援すると上手くいく」という事です。

 

「好きなこと」を仕事に出来る人はとても素晴らしいです。

しかし「好きなこと」を無理矢理頑張るよりももっと大事なのは、応援したい人と出会うことです。

応援したい人をサポートしていけば、スキルのない普通の人でも、地味な起業をスタートすることが出来ます。

そして経済的自立を果たすことが出来るのです。

 

地味な起業をやってみよう

「地味な起業」の業務内容は人それぞれだと思いますが、田中さんがやってらした業務を一部紹介します。

大きく分けて、

  • マネジメント系
  • クリエイティブ系
  • コミュニケーション系

の3パターンになります。

 

マネジメント系

セミナーの参加者リストや、入金などの管理をやったりします。

およそ時給で1000円程度です。

Googleのスプレットシートというエクセルのようなツールを使ってwebで共有します。

 

エクセル編集のみの仕事はほとんどなく、セミナーやイベント運営の手伝いをした時に付随する感じです。

エクセル編集は色んな業務に付いてくる基本的な仕事内容と言えます。

 

本人に代わってログインしてシステム設定をしたり、メルマガの配信をしたりもします。

無料のホームページを使って、簡単なページの作成や更新も行なったりします。

 

この分野はとても喜んでもらえる仕事なんですって。

1件1万円程度です。

 

クリエイティブ系

画像作成はチラシ用のものや、セミナーの資料に使うものです。

写真加工やイラストなどですね。

クオリティが求められる時には、クラウドソーシングで発注し、依頼主からは手数料を頂く形になります。

 

バナーは1枚1000円、チラシは1枚3000円程度で作っておられました。

これは依頼主は助かりますねー。

 

セミナー講師の中には、ホワイトボードのみで講演する方も多くいます。

そんな人にはプレゼン資料の提案をしてみましょう。

一気にセミナーのクオリティが上がるので喜ばれます。

 

パワポは資料だけてなく、チラシやパンフレットを作るのにも役立ちます。

是非押さえておきたいスキルですね。

1件3000円程度です。

 

動画編集は需要の多い仕事です。

ホームページ用であったり、セミナーの内容を告知したりする動画を作ります。

これから5Gの時代になれば、もっと需要は高まりそうです。

 

動画編集は重要ながら、かなり地味な作業なので、起業家は嫌がります。

 

大切なのは撮影技術よりも「何を撮るか」です。

依頼主さんとコミュニケーションを取って、なにを撮るべきか探っていきます。

技術よりもむしろコミュニケーションが必要な業務なんです。

セミナー動画1万円、YouTube動画1本2000円程度で受けておられました。

 

ホームページ作成も定番のお仕事です。

費用の関係もあり、Ward Pressで作れる程度のものを求めているクライアントは意外と多いのですって。

これもクオリティによってはプロのデザイナーに依頼します。

1件数万円程度です。

 

コミュニケーション系

特定のイベントの時の電話応対を引き受けるというものもあります。

確かにセミナー当日に、講師の先生に「道に迷った」とかクソ面倒な電話をしてくる奴もいるかもです。

そんな時にいると便利です。

 

LINE@の対応とかも同じです。

登録者が多くなると大変なので、返信代行をするのです。

 

先述したようにセミナー、イベント運営も手伝います。

会場の予約、設営、受付、入金の管理、二次会の用意…色々手伝って欲しいと思う依頼主は多そう。

「僕たちは、地味な起業で食っていく」

今までにない考え方の起業でした

実践してみた3つのこと

 

うーむ、地味な起業の本質はわかりました。

「でも…そんなサポートする人とどうやって知り合うの?」

確かに。Twitterでいきなり営業かけるのでいいのでしようか?

 

一番簡単なのがオンラインのコミュニティに参加することです。

割と求人の告知がされています。

マナブさんもちょいちょいツイートしてますよね。

 

ボランティアスタッフとして最初は参加するのもアリです。

キンコン西野さんのサロンとかだとこのパターンだと思います。

 

とりあえず僕は人の紹介とTwitterのDMでコンタクトを取ってみました。

最初はちょっと緊張しますが、大体生むが易しです。

 

提案の仕方を覚えた

提案の仕方は至ってシンプルでOKだそうです。

「よろしければ、〇〇についてお手伝いしましょうか?」

 

伝えるポイントは2つ。

まずは「理由」です。

なぜそう伝えたのか、しっかりと想いを伝えましょう。

 

2つ目は「さわズー」です。

これは「さわやかな、ズーズーしさ」という姿勢です。

基本はストレートに伝えて、回りくどくならないように。

 

提案は正しいかどうかよりも、すべてはテストで実践してみることです。

自分がどう思われるかという考えは、徐々に変えていきます。

 

とにかくここでもギブ&ギブですね。

とにかく、信頼と経験を得ないとです。

 

ホリエモンもアベマでこの本について触れていました。

この本を読んだのもそこきっかけです。

非常に良い実践的な本なので、是非読んでトライしてみましよう!

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