異端のすすめ

努力、そして努力!元大阪府知事橋下徹の生き方。アツい男がリスクを恐れず突き進む「異端のすすめ」

この人もほんと行動力の人ですね

大阪府知事をされてた時は本当に応援してました。自分は奈良県民なのに、大阪都構想の住民投票の結果には非常にがっかりでした…。

橋下さんって堀江さんとかと並ぶモンスター級の人だと思っております。

そのせいか、本で語っておられる内容も非常に近いアツイものがありました。

 

どんな思考であの激動の期間を戦っておられたのか。どうやってあの人間力を鍛えられたのか。

非常に興味があります。

岡田斗司夫が現代のカリスマを解き明かす「カリスマ論」

 

この本では「突き抜けるには、リスクを取れ」「自分の商品価値を高めよ」「物怖じすればチャンスは終わる」「情報マニアになってはいけない」「合理的に人と付き合え」「批判と侮辱を同一視してはいけない」「心から納得できる人生を生きる」の項目で語られています。

この本では「突き抜けるには、リスクを取れ」「自分の商品価値を高めよ」を掘り下げたいと思います。

他は本で読んでね。

突き抜けるには、リスクを取れ

表裏一体で考える

一派的に弁護士の人って独立するのに10〜15年くらい掛かるそうです。

橋下さんは1年で独立されました。なんでそんなに早かったの??

 

弁護士は、独立するまでは事務所に居候する「イソ弁」として経験を積みます。

イソ弁は事務所に属していても、個人で仕事を引き受けても問題ありません。

当時イソ弁が個人で受けた仕事の報酬は、全てイソ弁自身の収入にするのが一般的でした。

 

しかし、橋下さんは報酬の30%を事務所に収める契約を自主的に結ばれました。

それは、イソ弁は居候の身であるため、事務所の仕事が優先的になります。橋下さんはその状況が嫌だったので、引け目を感じる事のない様にする為に収めてたのです。

つまり、個人で自由に仕事をさせてもらえる「環境」を作られたのです。

 

その結果、ガンガン自分の仕事をされて、早々と独立されたのです。

自由と責任。権利と義務。全ての仕事は「表裏の一体性」で考えなくてはならないのです。

変わりたくても変われないあなたに。「夢をかなえるゾウ」

 

強みの掛け算で自分にしかない価値を手に入れる

現代は、組織に属してても「個人の価値」が問われる時代です。

突き抜けた才能があればいいのですが、そうもいきません。

橋下さんは、以下を推奨されてます。

「複数の強み」を「掛け算」すること。自分が持つカードを増やす事

オリラジあっちゃんに学ぶ「労働2.0」の働き方

 

一つ一つで見ると同じくらい突き抜けている人がいるくらいの強みを、複数持つのです。

橋下さんは弁護士、タレント、知事、市長、政党代表というカード。…どれもすごいカードやな。

 

「自分のカード弱いなー」と思うなら、10、20と掛け算しろと仰ってます。

その為には、バリエーション豊かに色々やってみること、挑戦すること、とにかく行動することです。

YouTubeでもSNSでも、個人の価値をどんどん世間に売り出すのです。

仕事と人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい

 

チャンスよりも「つかむ力」が大切

日本は、諸外国に比べてチャンスは平等に転がってるに近いです。

ただし、チャンスは見えません。

 

最も重要なのは、いくらチャンスに恵まれても「つかむ力」を持っていないと、チャンスを活かさないということです。

当たり前やけど、しかしどうやって力を備えるのか?

それはやはり「行動」してこそ「つかむ力」も付くのです。

 

しかし、多くの人は「わかってるけど、それが出来ない」という状態で、チャンスを掴めていません。

橋下さんは、テレビ出演の依頼に不安だけど引き受け、大阪府知事への出馬を決心し、一心不乱に大阪の改革に取り組み、と常にチャレンジの道へと行動されてます。

弛まぬ努力こそが「Gacktの勝ち方」だ。自分に嘘をつかないように毎日努力する

 

計画通りの人生なんて無い

橋下さんは国内外の成功者と数多く会われてます。そこで感じるのは、人生なんて思い通りにいかないという事だそうです。

計画通りのに出来てる人の方が珍しいです。

 

では、何が人生を決めるかと言えばもちろん、

チャンスをモノにしている人の共通点は、皆その時々に一生懸命手を抜かず、圧倒的な量で行動しているということです。

圧倒的な量をこなしながら、もがき続けることです。

自分の商品価値を高めよ

圧倒的なウリはあるか?

アピールしている自分のウリが本当にウリになってますか?

しかも、そのウリは他を圧倒しなければなりません。ちょっと違うだけでは、相手はそれをウリと思ってくれません。

 

周囲が「1程度」のレベルのウリなら、あなたは「1万オーバー」のレベルくらいにやって、やっと周囲は「5」くらいに感じてくれます。

それくらい他を圧倒しないといけないのです。

きっつー。

宮崎駿と高畑勲の頭の中「天才の思考」ジブリ作品の驚異的な完成度はこうして生まれる!

もちろんその為には圧倒的な努力が必要です。

しかし、その努力そのものが自己目的となってしまうと、ウリを明確にして、自分の商品価値を高めるという本来の目的から外れてしまいます。

 

そもそも、全ての努力は報われるというのも幻想です。

現代のように多様化が進み、努力そのものを目的にしてしまうと、その努力がどこに向かっているのか分からなくなります。

ちょっとこの方向は違うな、と思ったらとらわれる必要はありません。どんどん変えて、自分が一番ハマるものを見つけていけばいいのです。

世界一の東大卒プロゲーマー「ときど」がやってる「努力2.0」でスランプからの脱出

 

質は量で磨かれる

自分のウリは、圧倒的な量をこなせば、自然と質が上がっていきます。

質は量をこなす事によってこそレベルアップします。質だけをレベルアップするのは非常に困難なのです。

 

実際、橋下さんってめちゃめちゃ量をこなしてらしたよね。

メッセージの発信量は他の政治家を圧倒的に超えていたし、定例会見も2時間3時間普通にしてらっしゃいました。

ぶら下がりの質疑も毎日、きっちりしてました。

 

しかも、どんな質問にもびっくりするくらい正確に答えてました。どんなけ日頃勉強されてたのか推測できます。

「こんなに頑張ってるのに、なんで認めてもらえないんだろう…」

それはまだ圧倒的な量といえる領域まで達してないのです。

 

今の自分の商品価値

量をこなすとウリに磨きがかかって仕事の質が上がり、仕事の質が上がると自分の商品価値が高くなり、そのまま報酬単価に繋がります。

これは「仕事の世界の定理」ともいえるものです。

質が上がることで量に追われることがなくなって、それまで数をこなす為に使ってた時間を別の事に割けるようになるのです。

 

そうすると、自分の強みが増えて、新たな掛け算を生み出します。

まさに最強サイクル。

 

永遠の「強み」はありません

注意しときたいのは、一度ウリになったことが、永遠にウリになるという事はありません。

ここを見誤ると、今のウリにしがみついていまい、通用しなくなってる事に気付きもしません。

まさにイノベーションのジレンマ。

守っていく事と、変化させていく事のバランス。これが出来ないと、ウリはどんどん通用しなくなります。

人生のバイブル。人も会社も新しいフィールドへ「チーズはどこへ消えた?」

 

周囲の評価が「商品価値」

舐められてんなーと思った時は、残念ながらその程度の価値しか認められていないという事。

そんな時は拗ねる前に、まずは目の前の仕事を一生懸命にやるべきです。そうするうちに周囲の目も変わるでしょう。

 

特にこの3点を自問しましょう。

1.自分は手を抜かずにやってるだろうか

2.自分は圧倒的な量をこなしているだろうか

3.自分のウリに関して、誰にも負けないというくらい行動出来てるだろうか

 

手を抜かずこなしていけば、そのまま独立の足掛かりになります。

失敗しても日本では死にやしないので、自身がついたらイッチョやってみましょう!

起業の真実がわかる!小説で学ぶ「鈴木さんの成功」

 

「異端のすすめ」を読んでやってみた

圧倒的なんてとても言えない

今現在、一日の発信量の目安を5000文字で考えてました。

これじゃ圧倒的なんて言えない…。

もうほんま本業してる以外の時間は全部発信してるレベルでやらなあかんなあ。

 

そして、それだけこなしてもダメなら、180度クルッと方向性を変えるくらいの行動力も必要ですね。

これはめっちゃ勇気が要ります。今までの自分のやってきた事の全否定ですもん。イノベーションのジレンマまったなし。

 

どうすれば自分に付加価値を付けれるのかも考えていかないとですね。

投資はまず自分にしろって他の本でも書いてた。

 

そして、とにかく色んなことを始めていき、掛け算を増やす。

次は動画編集に挑戦します。

YouTubeチャンネルを作り直します!

 

橋下さんは、今の仕事が辛くて仕方ないなら、悩まず辞めるべきと仰ってます。

それは逃げでもなんでもなく、自分の商品価値を高める為の行動なのです。

これからの時代は行動力がすべてなんです!

 

本とは関係ないけど、橋下さん関連でこの動画大好きです。

公園が欲しいと訴えた少年との物語。泣きそうになる。

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著書名 異端のすすめ 強みを武器にする生き方 (SB新書)

著者 橋下 徹

出版社 SBクリエイティブ