この本を読むと得られるもの
- ひとり起業を始める前に知っておいた方がよいポイントがわかります
- 自分の成功していない理由が見つかります
- お金や集客に関する失敗も減っていきます
「もっと早く知りたかった!と言われるひとり起業の17のウソ」素人が陥りがちなワナを多数紹介!知ってれば避けられる
無駄な失敗はする必要がありません。建設的な失敗をしていきましょう
著者の大山さんはサラリーマンを辞めて起業したのは37歳の時。
この時は右も左も分からず、見様見真似で始めて多くの失敗もされました。
コーチングから始めて、その後ひとり起業のコンサルティングサービスを始められます。
その中でたくさんの起業家の悩みを聞いてこられたのですが、そこで気付いたことがありました。
多くの人の悩みが、過去に自分が悩んでいた事や過去に自分が信じていた事と同じだったのです。
その中でも、自分が信じていた事って、世の中に出回っていた情報を信じていただけで、今となっては「ウソやん」って気付きました。
この本では、その「ウソ」についてまとめたものです。
- 成功している人は、才能があるから成功している、はウソ
- 失敗したら、どうしよう…はウソ
- しっかり考えてから始めないといけない、はウソ
- ちゃんとやろう、はウソ
- モチベーションは常に高くないと起業家としては成功しない、はウソ
- 好きな仕事かわからない、はウソ
- 個人でなく会社や企業を顧客にした方が安定する、はウソ
- 認定資格を取得しないと起業出来ない、はウソ
- やり方や方法をマネしたら上手くいく、はウソ
- 自分の「できること」で起業した方が良い、はウソ
- まずはホームページを作った方が良い、はウソ
- 集客のためにインスタもツイッターもフェイスブックもブログもYouTubeも始めないといけない、はウソ
- たくさんお客様に来てもらうためには商品がたくさんあった方がよい、はウソ
- 売上が増えたら、お金の不安はなくなる、はウソ
- 高額講座で学べば、稼げるようになる、はウソ
- 売上が増えたら忙しくなって自分の時間がなくなる、はウソ
- 安くすれば買ってもらえる、はウソ
ううむ、確かに僕も信じている事が多いですよ。
この本はこれからひとり起業をやろうとしている人、スタートしたけど上手くいってない人、起業3年未満の人に向けて書かれてます。
「ウソだったのか…」とがっかりすることもあるかも知れません。
でも、そっちの方が良いですよね。
信じていた事が「ウソ」だとわかれば、行動が変えられます。
是非この本を読んで、自分の「ウソ」を探してみましょう。
ひとり起業を始めたみたい!その前に
大山さんは数多くの活躍されている方達と会ってこられました。
才能だけで成功したと感じる人はその中には一人もいません。
みな失敗を伴う行動をがむしゃらにやってこられたのです。
成功者の裏側を覗いてみる事をオススメされています。受ける印象がガラッと変わるそうです。
まさに堀江さんの「多動力」というわけです。
いざやってみようとイベントを企画したとします。
頑張って告知したけど誰も来なかった…。これは失敗でしょうか?
失敗と考えてしまうと、「次も集まらなかったらどうしよう…」となります。
これを、「今回のやり方では集客ゼロだとわかった」と捉えます。
「事実」だけを見るようにするのです。事実がわかれば原因も見えてきます。
時間帯?場所?金額?
原因を考えれば次の改善案も見えてきます。
その積み重ねで成功に近づきます。
成功しない人の特徴のひとつが「失敗を恐れて何もやらない」ことです。
何もやらないのが一番の失敗です。
行動すればその分何かしらの収穫があるはずです。
では、何を始めようかな?
そんな時、過去の経験をもとに自分が「出来ること」、言い換えれば「自分がやってきたこと」で起業する人が多いそうです。
確かに過去の経験やスキルを活かすのは成功しやすそう。
大山さんもスキルを活かすことをお薦めされてます。
しかし、2パターンあることに注意です。
- 出来るけど、特にやりたいことでもない事を提供する人
- 「出来ること」かつ「やりたい事」を提供する人
「出来ること」よりも「やりたい事」にチャレンジしている人の方が成長速度は早いんです。
そしてそれを続けていれば、いずれ「出来ること」に変わります。
これから何をするか考える場合、「出来ること」だけでなくそれは「やりたいこと」なのかも必ず考えるべきです。
わからないならとりあえずやってみる事です。
その時には必ず期限と目標を設定します。
その結果次第で次の選択肢を考えてみましょう。
では、やる事が決まりました。
「さあ、さっそくホームページを作って集客だぜ!」
そこでいきなりプロにホームページを作成依頼のはちょっと待って!
作ったところでランニングコストが掛かるだけで、集客なんてできません。
潤沢な時間でひとり起業を始める人は少数派です。
まずはどこにお金を掛けるべきか。そこを考えるべきです。
「確かに!時代はSNSや。始めるぜ!」
そこでTwitterもFacebookもInstagramもブログもYouTubeも始めるとします。
普通にやってたら結構な時間コストです。
でも上手く連動させるとインスタの投稿をFacebookに同時にアップすることも出来ます。
ブログを書いて、その一部を切り取ってツイートすれば、改めて文章にする必要もありません。
音声メディアを録音してYouTubeにアップしているのは西野さん。
逆にYouTubeを音声配信しているのはイケハヤさんです。
よし、次は商品を用意しなきゃ。
ここで上手くいってない人共通の行動があるそうです。
「たくさんの商品を用意しなきゃ」
ひとり起業がファミレス方式の経営を目指してはいけません。
ひとり起業が目指すのは「ラーメン屋」です。
あれもこれもと揃えるのは資本力がある企業だけです。
ラーメン屋はひとつの主力商品で勝負しています。
選択肢がなくても美味しければまた行きますよね。つまり、リピーターになるわけです。
ひとり起業は多様性よりも、まずは「専門性」を目指します。
ひとり起業だからこそ勝負できる特色を追求しましょう。
一番の商品は「自分自身」なのです。
「もっと早く知りたかった!と言われるひとり起業の17のウソ」を読んでやってみた
値段はいつでも一番難しい…!
実践してみたこと
- 安くしていた!
商品を安く提供しないと。
これは何度も失敗したのに、何度も陥るワナです。
以前植物工場の野菜を販売するというお店をやった事があります。
この時、近所のスーパーの値段とかを指標にしてしまったのです。
安さである商品ではありません。
完全無農薬という他にないウリがあるし、生産量にも限度があります。
そんな独自性のある商品なのに値段で訴求。
何やってんねん。
依然Tシャツを作って販売していたのですが、その時の値付けも失敗しました。
周りにTシャツの相場感を聞いてしまったのです。
ユニクロのTシャツと張り合ってどないすんねんと今なら思います。
でも、いざ売るとなると「高いかなー」と不安になるんです。
もちろんある程度の相場感は必要です。
しかし、張り合ってはいけないのです。
特に教室やサロン系のビジネスでは多くみられる現象です。
「商品の安さ」をウリにすると、さらに安い競合が現れた時に最悪です。
ひとり起業はスモールビジネスなので価格競争には絶対参加してはいけません。
消耗して終わるだけなんです。
なぜ自販機で買えば130円のコーラはラウンジで注文すると1000円なのか?
そこには「付加価値」があるからです。
ラウンジの雰囲気、冷たい氷の入ったお洒落なグラス。
気持ち良いソファーに丁寧な接客。
これらは自販機では体験できません。
そこを忘れて、価格競争に自ら挑んでしまうのです。
これは商売した事ない人には不思議な話でしょうが、なぜかやってしまうんですよ、マジで。
是非とも気をつけたいなと思いました。
次もまた販売をしようと思うのですが、価格ではなく付加価値に目を向けていきます。
とりあえずこの本を読んでやってみよう、な!
関連記事 この投稿も読んでみよう!
かのドラッカー先生の理論をひとり起業に取り入れたらどうなるの?
自分の強みを活かしてってよく聞くけど、実際にはどうすればいいの?
そんな悩みを解決しましょう!
著書名 「もっと早く知りたかった!」と言われるひとり起業の17のウソ。
著者 大山春樹
出版社