メンタリストDaiGo「直観力」あなたの直観の90%は正しい!どうすれば直観力は鍛えられるの?
自分の直観なんて信じれません
この本を読むと得られるもの
- 直感を味方にする方法が分かります
- 直感を鍛えることが出来ます
- 直感を邪魔するものを排除できます
直感って信じますか?
直感とか「虫の知らせ」って科学的にもれっきとした能力だそうです。
よくよく考えてみると、毎日ってたくさんの選択と決断の繰り返しですよね。
その都度より良い選択が出来るようになると…。
すんごい事になりそうです。
そもそも直感って何なのでしょう?
定義は「論理的な思考や意識的な観察を介さず、無意識に意思決定や判断が行われる」ことです。
これは普通とは違う経路で脳が処理しているのです。
つまり、直感とは脳の判断の仕方のひとつです。
顔の写真を1.5秒見せて、その後ちょっと変えてまた1.5秒見せると脳はどんな反応するのかという実験がありました。
メガネをかけたり、ヒゲが生えたりしてちょっとだけ変化します。
被験者は具体的まではわかりませんが、「あれ?なんなく変わった?」と気付きます。
その「なんとなく」が直観です。
この時の被験者の脳をMRIでスキャンすると、「なんとなく」と感じた時の脳は、論理的な思考をする時と全く別の活動をしていました。
じっくり考える時と、なんとなく判断してする時では、脳で行われる情報処理プロセスが違うのです。
何かが突然襲ってきた時、じっくりと考えて行動はしません。とっさに避けたりすると思います。
誰しも直観はもっています。
自分の直観を信じることが出来る人は、とにかく決断が早いです。
直観は効率的な決断を素早く行うのに非常に役立ちます。
そしてもし間違っていても「後悔しない決断」が出来るのです。
「なんとなく」は間違いなく「最強のスキル」のひとつです。
この本では、
- 直観を味方にする3つの原則
- 直観力がアップする7つの条件
- 直観をにぶらせる7つのワナ
- バイアスを回避するための5つの生活習慣
- 直観を手懐けるトレーニング
の項目で書かれています。
ここでは、直感とは何か?どうすれば直感は鍛えられるのかについて要約します。
バイアスも気になりますよね。
そこは是非本を読んで確認してみて下さいね。
直観は90%当たります
さあ、直観力を鍛えたくなりましたよね。
いままで活かせてなかった直観力を働かせる為に、「直観の原則」を知っておきましょう。
- 最強の根拠は「なんとなく」
- 直観は「技術」
- 「行動」なくして直観なし
この3つこそが直観の特性です。
なんとなく出来そうな気になってきました!
「なんとなくこっちに行きたくないな」
「なんとなくこの人と気が合いそうだな」
理由も根拠もなくそう思う時があるはずです。
私たちがなんとなく感じる「最初の直観」は、ほぼ当たります。
イスラエルの大学の研究では、直観は90%近い確率で当たるそうです。
すご。まるで超能力ですね。
この「なんとなく」は、脳にはちゃんとした理由があって選んでるんです。
直観とは、脳がこれまでインプットしてきた経験や学習のデータベースから、無意識に手がかりやヒントを見つけてそっと教えてくれる能力です。
超高速で行われるので、本人はパッと思いついたような気持ちですが、過去の記憶がきっちり根拠付けされてます。
ああでもないと悩み、やっと出した結論がいざ結果を見ると間違っていた。そんな経験誰しもあるはず。
実験で、ある人物の評価を4ヶ月間考えたグループと、わずか2秒で考えたグループの回答はほぼ同じ結果でした。
その人への評価や能力のジャッジはほとんど変わらなかったのです。
迷ったら最初の直観に従う。
それだけでも人生がだいぶと変わりそうです。
原始時代は目の前に現れたら動物が敵かどうか瞬時に判断するしないといけませんでした。
直観で判断出来ないと死んでしまいます。
そうした経緯もあって、人間は初対面の相手と対峙した時に、一瞬の間ででも正しい判断が下されるのです。
野球のフライを取る瞬間、直観は微分方程式を解いています。
なんとなくここに落ちてくるってわかるじゃないですか。
物体がどのように移動してどこに至るかは、物理学に基づいた微分方程式きをとかことでしか解明できません。
空気抵抗などもあるのでもっと複雑です。
それを脳はなにげなくやってしまいます。
しかし、もちろんなんでも直観でやればいいというものでもありません。
分析して答えが出るものは分析しましょう。
分析してもしょうがない問題は、直観の出番です。
コロンビア大学の研究では、分析で答えが出るものも、直観で答えが思い付いた場合どうすればいいのかわかりました。
直観を50〜100ミリ秒決断を遅らせるだけで正確さが格段にアップしたそうです。
ほんの少しでも思考すると変わるんですね。
直観は鍛えることも出来ます
直観って鍛えることも出来るんです。
めっちゃ鍛えたい。
それにはまずチェックとフィードバックが必要です。
日々の直観があるじゃないですか。
「良い人そうやな」「失敗しそうやな」
これを手帳とかにメモします。記号とかでその場にいる人には見えないようにしたほうがいいですね。
そして、「こういう状況ではあたった」「人の印象はハズレやすい」という自分なりの考察をつけておきます。
このチェックが非常に効果的なトレーニングになるんですって。
そして先読みも大切です。
「この仕事は30分で出来る」「今日の売上は〇〇万円になりそう」
予想して実際に行動して、予想がはずれたら原因を考えて次の予想にフィールドバックします。
この積み重ねが感覚の精度を上げていきます。
直観が鋭い人はすぐに行動している
直観が鋭い人と、そうでない人の違いってどこで出るんでしょう?
それは「直観に従って行動するか、しないか」によります。
例えば英会話を始めようと教室を探していて、ふと町で見かけたとします。
その見た瞬間、「あ、ここいいかも」とピンときたとします。
その時に「よし、早速見学しよう」と行動に移すか。
「いや、他の教室もあるかもしれないから、もう少し探してみよう」ととりあえずスルーするか。
行動してみないと直観が正しかったかどうかもわかりません。
どんな直感も行動しないと無かった事と同じです。
さらに行動するだけでなく、あ、違ったと思ったら「すぐに修正する」事が出来るのも、直観力がある人には共通しています。
直観力のある人は、間違った時も失敗を受け入れて修正行動をとります。
英会話教室で間違いに気付いてもずっと過ごすか、すぐに立ち上がって別の場所に行くか。
多くの人が「時期尚早だ」「リスクが大きいのでは?」と立ち止まる横では、直観力を信じている人はさっさと進んでいきます。
とにかく行動する方を選ぶのです。
直観がアップする条件
直感にはより発揮されやすい条件があります。
まずは知識と経験。
これがないと始まりません。
直観力は積み重ねた経験と知識から導き出されるので当然ですよね。
将棋の早打ちとかまさにこれです。
しかし将棋の棋士も学習や経験のない分野では一気に直感力が下がります。
次に脳の余裕です。
やる事が整理されている状態だと脳に余裕があるので、直観が生まれやすくなります。
慌ててたり、今日は何をやるんだっけ?みたいな状態だと脳の労力はそちらに割かれます。
Todo リストは、作業の効率を上げるだけでなく、直観をより働かせる効果もあるんです。
そしてリスクです。
リスクを取るほど直観は鈍ります。
今の会社を辞めて本業として起業するのと、本業を続けたまま副業として起業すると、倒産リスクは33%減るという統計もあります。
これは失敗を恐れて創造性が下がっている傾向が見られます。
失敗出来ない状況では、直観は鈍くなるのです。
脳にストレスを与えないようにしましょう。
損得よりも、楽しさや面白さを動機とすると直観が働きます。
内発的動機付けによって行動している人のほうが、圧倒的に直観が鋭かったり、ひらめいたりします。
美術系の学生に行った実験では、事前に審査があると告知されなかったグループの方が、告知されたグループよりも芸術的で創造性の高い作品を作り上げるそうです。
審査される、評価をとりたい!は、外発的動機付けですもんね。
最後は、専門分野だけでなく、趣味も極めること。
ノーベル賞の研究者の多くは、芸術的な趣味を持っています。
音楽や工芸などなど。
人間の脳は膨大な脳神経細胞が複雑に絡み合ったネットワークです。
それにより、ひとつの能力が活性化してある程度のレベルに達すると、それに連なっている他の能力も連鎖的に活性化されます。
ひとつの分野で能力が伸びると、それとは直接関係のない別な能力も伸びてくるというわけです。
自分の得意分野です直観を発揮するには、その分野の学習だけでなく、別の分野にも興味を持つことです。
それにより、脳内では脳細胞の新しいネットワークが形成されて、新しい回路が繋がっていきます。
「直観力」を読んでやってみた
直観を鍛える習慣をやってみた
実践してみた3つのこと
- 有酸素運動をやってみる
- なんとなくをメモする
- 脳に良い食事をしてみる
有酸素運動をやってみる
有酸素運動は、脳の中で脳由来神経栄養因子(BDNF)という物質が分泌されるそうです。
これにより新しい脳の神経細胞や神経回路が形成されます。
なんで早歩きで散歩する事にしました。
新しい刺激を受ける為に、歩いたことのない街を選んだりもしてます。
なんとなくをメモする
本を読む選ぶ時の直観をメモするようにしました。
これはとりあえず読もうかレベルやな。
内容はこんな感じやろうなみたいなメモです。
結構ハズレます。
少ない当たった時のを意識して覚えておきます。
そうすることで鍛えられるんですって!
脳に良い食事をしてみる
脳の60%は脂肪でできています。
脳内で脂肪が減るとミエリン鞘が減って、正しく信号が伝わらず、脳の働きが低下します。
その為に摂りたいのは「オメガ脂肪酸」です。
まぐろ、かつお、あじ、さば、いわし、ぶり
くるみ、卵、豚レバーなど。
お昼ご飯はむなしで食べる事が多いのですが、もっぱら魚の定食しか食べなくなりました。
逆に摂ってはいけないのがトランス脂肪酸です。
マーガリンやケーキ、パン、スナック菓子など。
これらは避けるようにしました。
そもそも直観がそんなにアテになること自体驚きでした。
思いつきの行動ってなんか失敗するイメージでした。
でもそれも、知識と経験があってこそ。
本を読んで実践していって、直観力を鍛えたいですね!
関連記事 この投稿も読んでみよう!
直感力の次には客観力も身につけよう!
著書名 直観力
著者 メンタリストDaiGo
出版社 リベラル社