ビジネスモデル2.0図鑑

 

生き残るのはどんな企業?「ビジネスモデル2.0図鑑」新しい定説を生み出す事業たち

図解を眺めてるだけで楽しい

この本を読むと得られるもの

  • 次々と生まれているビジネスモデルの解説が読めます
  • 新しい逆説の作り方がわかります
  • ビジネスモデルが図解でわかりやすく理解できます

 

今の世の中は、大変な勢いで変化しています。

それは「昨日やってたことを改善しよう」というレベルでなく、「昨日やってたことが全く通用しない」というくらい「劇的」で「破壊的」なものです。

テクノロジーの変化に加えて、コロナによりビジネスの常識も変わりました。

 

その変化が最もわかりやすい形で現れるのが「ビジネスモデル」です。

しかし、一方でビジネスモデルに対するネガティブな意見も顕在化し始めてます。

 

ひとつは、思考が固定化することでバイアスが生まれて、ビジネスの成功率を下げているのではないかということ。

 

ふたつめが、どれだけ優れたビジネスモデルを作っても、すぐに模倣されてしまうということ。

「俺のフレンチ」の高回転ビジネスモデルは、表面的には「いきなり!ステーキ」に模倣されています。

 

では、どうすればこれらの指摘を乗り越えれるビジネスモデルを生み出せるのでしょうか?

それを表した言葉が「ビジネスモデル2.0」なんです。

 

最も重要なポイントは「逆説の構造」です。

つまり「今の業界の定説を覆す要素」を持っていることです。

 

「とりあえず」でもいいからビジネスを始めてみて、もしそれが定説になってしまったら、また次の「逆説」をつくる。

そうして素早くテストを繰り返して、完成に近付けるのが大切な価値観です。

 

この本では、特に

 

  1. 「ビジネスモデル2.0」とは何か?
  2. モノ 新たな「コアバリュー」を提供する
  3. カネ 新たな「お金の流れ」をつくる
  4. 情報 新たな「テクノロジー」を使う
  5. ヒト 新たな「ステークスホルダー」を巻き込む

の項目で、経営資源の4要素からひとつを刷新することで、これまでは存在しなかった「仕組み」を紹介しています。

 

新たな「コアバリュー」とは、これまで見過ごされていた商品やサービスの価値を、時代背景の変化により「本質的な価値」として再定義したものです。

例えば、自己管理が当たり前だったトレーニングジムを、行くだけで肉体と精神の両面から指導してくれる場に変えた「ライザップ」です。

 

新たな「お金の流れ」とは、これまでお金にならなかった領域や、お金の流れが滞っていた領域の事例です。

これまでは売買の対象ではなかった時間の市場を作った「タイムバンク」などは誰もが見たことなかったサービスです。

また、社会に貢献している会社にだけ投資する「鎌倉投信」のような、過去には儲けの仕組みが成り立ちにくかったモデルもあります。

 

新たなテクノロジーとは、実現が難しかった領域を、テクノロジーで突破している事例です。

なんとなくイノベーションっていうとこの事を連想します。

以前あったZOZOスーツとか、Amazon Goとかは、新しい技術があったからこそ生まれました。

 

新たな「ステークスホルダー」を巻き込むとは、これまで繋がりがなかった企業や団体が手を組んだ事例です。

炭素クレジットを企業にむけて販売することで、ケニアに安全な水を提供している「LifeStraw」などがあります。

 

本書では、ビジネスモデルをわかりやすく図解で説明されてます。

お金や情報の流れが一目瞭然ですよ!

是非本で理解を深めて下さいね。

なぜ2.0なの?

この本では紹介されているビジネスモデルには、共通点があります。

  • 「逆説の構造」にある
  • 「八方よし」になっている
  • 「儲けの仕組み」が成立している

1.0と2.0の違いは、この3つの特徴を持っているか、持っていないかなんだそうです。

 

これまでは、ビジネスモデルとは「儲けの仕組み」という意味合いで使われてきました。

しかし、これからの時代は「儲ければなんでもOK」な企業は淘汰されていくでしょう。

なんで?

 

3つの中でも重要なのが「逆説の構造」です。

これはそのビジネスにおいて「何が創造的なのか」を考える為のフレームワークです。

  1. 起点から定説をとらえて
  2. 逆説を生み出し
  3. 起点と逆説を組み合わせる

という流れで考えます。

 

起点とは、そのビジネスが「一般的には何を提供しているのか」、もしくは「主な事業領域」をいいます。

定説とは、起点となるものが世の中でどんなイメージを持たれているかです。

逆説とは、定説に対して何が逆なのか立てことです。逆説はひとつではありません。

 

型破りで大ヒットしたポプテピピック。

これを紐解くと、今、深夜アニメ(起点)は製作委員会方式が主流(定説)です。

つまり、費用を分担してコンテンツを制作するのです。

 

しかし、ポプテピピックはそれを「単独出資方式」で制作(逆説)しました。

そうすることで、責任の所在が明らかになり、コンテンツも好きなように作ることが出来て、結果的に大ヒットしました。

 

大事なポイントは、逆説が強いほど、そのビジネスは「非常識である」という事です。

なので逆説と起点の組み合わせには、高度な仕組みが要求されます。

当然その逆説が型破りであるほど、成り立つ仕組みを作るのは難しいからです。

 

そして、時代にあわせて「定説」も変わっていきます。

ずっと逆説ではいられないのです。

 

なので、その時代における起点と定説を読み解くことが必要になります。

まさに時代を読み解かないといけないのです。

 

しかし、逆説さえ上手くいけばいいのか、というわけでもありません。

もし革新的な事業を生み出しても、社員に過度な残業を押し付けたり、地球環境によくない材料を使っていたらどうでしょう?

おそらく支持はされないでしょう。

 

そこで「八方よし」の登場です。

これは「鎌倉投信」創業者、新井さんの言葉です。

 

近江商人の「三方よし」は知ってるけど、8個もあるの?

この8個とは、経営者、社員とその家族、取引先と債権者、株主、顧客、地域、社会、国です。

 

この八方のどこかを犠牲にして成り立つビジネスは、そこで苦しんでいる人を生み出す前提なので、継続が難しくなります。

つまり、社会性と創造性と経済合理性が重なる部分に、これからの時代を生き抜くビジネスモデルがあるのです。

 

企業が生き残るには「経済合理性」は間違いなく大切です。

しかし、これからはバランスシートに載らない価値こそ重要になります。

いわゆる、無形資産ですよね。

 

無形資産とは、ブランドや信用、人材、ノウハウなどのことです。

無形資産はお金を持っているだけでは手には入りません。

 

いうなれば、

  1. 経済合理性は、資本から資産への変換
  2. 創造性は、資産から無形資産への変換
  3. 社会性は非財務から無形資産への変換

となります。

企業価値を上げるために、この3つの観点をバランスよく取り入れることが必要なのです。

 

ビジネスモデルを見てみよう

Bulletin

ブリティンは、オンラインブランドのオーナーに、実店舗で販売する手段を提供する会社です。

ニューヨークなどの地域で展開されてます。

 

ただのセレクトショップやんって思いがちですよね。

しかし、場所をシェアするだけてなく、月単位で借りれるように細切れにしているのが「逆説」ポイントです。

 

ニューヨークのような地価の高い一等地で、短期間でも実店舗を活用できる仕組みなのです。

地価が高いと、一度借りる人が抜けると、次までの時間が掛かって空き店舗の期間が出来てしまいます。

物件オーナーにとっても短期間の空き店舗を埋めてくれるサービスなのです。

 

時間と場所を細かく刻んだことで、物件オーナーの悩みとブランド側の要望をうまく解決したサービスなのです。

 

CARGO

カーゴは、UberやLyftなどのライドシェアサービスのドライバーの車内にコンビニを実現させるサービスです。

カーゴが食料品や消耗品の入ったセットを無料ですドライバーに送ります。

乗客はECサイトにアクセスして、そこから商品を購入できるのです。

 

このモデルの面白い点は、今まで運賃しか稼げなかったドライバーに、リスクなく新しいもの収入源を作り出した事です。

さらにライドシェアと組み合わせる事で、行動データと購入された商品を紐付けることにも成功しました。

このデータを商品メーカーに提供することができるわけです。

 

カーゴはもちろん、ライドシェアサービス、ドライバー、乗客、メーカーの5者にプラスになるサービス。

目の付け所が良いですよね!

「ビジネスモデル2.0図鑑」を読んでやってみた

ヒント満載!アイデアが次々と湧いてくるぜ

実践してみたこと

  • ビジネスモデルを考えてみた

 

この本は盛んになってて、各社のビジネスモデルがめちゃめちゃ分かりやすくなっています。

なんとなく利用してたけど、こうなってたのか!と分かり、自分の意識のヌルさにびっくりです。

 

どうすれば八方良しになるか考えるだけでも、面白いアイデアが湧いてきますよね。

ノートにこの本の図解を真似してビジネスモデルを書いてみました。

お土産屋さんをするのですが、ただ売るだけでなく、観光地のブランドを上げる為の施策を織り交ぜたり、地域に貢献できるものに変換したら面白そうです。

 

皆さんも是非この本を使って、やろうとしている事のビジネスモデルを練り込んでみて下さいね。

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