この本を読むと得られるもの
- ボードゲームカフェってどうやって始めるのかが学べます
- コミュニティの作り方が学べます
- 運営に必要な知識が手に入ります
「ボードゲームカフェの作り方」趣味を中心としたコミュニティとなるお店の作り方
自分の好きに人が集まるお店って理想よね
先日、近所のカフェでボードゲームを遊ぶ機会がありました。
日本じゃボードゲームって人生ゲームくらいのイメージですが、海外では非常にたくさんのボードゲームが発売されているんですね。
世間にはボードゲームカフェなるものもあるそうです。
なんか上品な社交場って感じ。
どんな商売なのか興味が湧きました。調べてみよう!
この本は東京でボードゲームカフェを営んでらしたコサカさんが、準備から経営の髄まで書かれた本です。
理論と現場での実践を兼ねた内容で、再現性の高いものとなっています。
ボードゲームカフェってどんな商売なんでしょう?
マーケティングのフレームワークである「コトラーの3層モデル」で考えてみます。
製品の中核となるのはゲームでしょうか?それともカフェメニュー?
いえ、ボードゲームカフェの中核となるのは、「ゲーム好きな人たち」です。
ボードゲームは基本多人数で遊ぶので、人が集まらないと成立しません。
いくら店内がホテルのように綺麗でも、豪華なフードメニューが揃っていても、値段が高くてボードゲームファンが集わない店は、ボードゲームカフェとして成立しません。
なるほど。ならどうすればボードゲームカフェとしてスタートできるのでしょう?
この本では、
- ボードゲームカフェの定義
- リーン顧客開発
- ボードゲーム会を設立
- 会費や規約を決めよう
- 科学的な友達の作り方
- 公民館や図書館を借りよう
- ボードゲームを購入しよう
- 広告やプロモーションを打とう
- SNSをハックせよ
- 営業活動はリアル、ネットの両方で
- 予約管理システムを使うこと
- ビジネスで必要な手続き
- 法律及び風営法のお話
- 物件探しのコツ
- 資金調達
- LTVの想定
- お店のメニューを作成
- Googleマイビジネス作成及び各プラットフォーマーに登録
- プレスリリース作成して及び告知
- 従業員の採用及び訓練
- コミュニティの管理と調整
- グロースとフランチャイズ化の視野ボードゲームカフェのコンサルティング依頼の費用について
の項目で、ボードゲームカフェが軌道に乗るまでのストーリーが書かれています。
ボードゲームカフェに限らずとも、店舗を始めるにあたっての行動の参考になる内容だと思います。
マーケティングに興味のある人はぜひ読んでみて下さいね。
ボードゲームカフェをやってみよう
飲食業の廃業率は起業の中でもトップクラスで高いです。
3年までに7割の起業が潰れていくそうです。
それはもっぱら、需要があるかどうかもわからないのに、いきなりスケルトンの物件をラーメン屋に改装するからです。
いきなりお店を作るのはやめましょうってことですね。
ではどうすればいいのか?
まずはお店を作る前に、お客様を作りましょう。
小さく始めて大きく育てる。リーンスタートアップの発想です。
ボードゲームカフェでいえば、ボードゲーム会の開催がまさにそれ。
必要最小限のプロダクト、MVPと呼ばれるものです。
ボードゲーム会は、将来お店を開店したい地域で、名前も「〇〇ボードゲームクラブ」のように、〇〇には地名を入れます。
そうすることで、どこで行われているゲーム会かとわかるためです。
絶対に自分の名前を入れたりワクワクゲームクラブとかにしてはいけません。
最初はあくまで人間関係を構築するのが目的です。
しかし、利益を出していくのも大切です。部屋代の倍くらいまでの設定が無難ですね。
出た利益で、新たなボードゲームを購入するなどの投資を行います。
ここで規約も決めておいて、会の運営を固めておきましょう。
具体的には勧誘行為の禁止、年齢制限、途中退出や長考行為などについて決めておくといいかも。
さて、開催すると決まったら必要になるのが「広告とプロモーション」です。
ここが一番難しいと思う。
もうすでにボードゲーム好きなフォロワーさんがいるなら是非協力を仰いでみましょう。
すでにある程度の信頼関係が出来ているなら楽しい会になりそう!
それが無理でも、GoogleやFacebookの広告はかなり細かくターゲットを絞ることが出来ます。
「開催地の半径10キロのボードゲーム好き」みたいな絞り方ができます。
そうして繋がった人たちと積極的にコミュニケーションを取っていきます。
そうして土日で100人ほど集まる会になれば、いよいよ店舗化を考える時です。
個人事業主か法人化かは、選ぶ戦略によって変わると思います。
そこはこれらの本で勉強してみましょう。
そして重要な法律の話です。
まずは風営法。
ボードゲームを店員が一緒に遊ぶのは接待になり、風営法に引っ掛かるのか否か。
見解が分かれるところらしいですが、例えば女の子がコスチュームを着て参加するとアウトです。
そして飲食店営業。
飲食をしようと思うと、それに相応しい店舗が必要となります。
飲食店は加工した料理や飲み物を有料で提供することを指します。
つまり、開けていないペットボトルやお菓子を提供するなら、飲食店の許可は必要ありません。
クラウドファンディングは必ず行った方が良いです。
資金を集めるだけでなく、沢山の人と知り合うきっかけになります。
入場券をリターンにすれは、普段来てくれるお客様の数が把握できます。
「ボードゲームカフェの作り方」
やりたいことはやってみよう
実践してみたこと
- ボードゲームの会をやってみたい
僕もボードゲームをやってみて、すごく楽しかったのですね。
中学生の時から麻雀をやっているので、ボードゲーム好きになる素質はあるはず。
よし、僕もボードゲームカフェに行ってみよう。
僕は住んでいるのは奈良なので、「ボドゲーマ」さんで検索してみました。
ん?奈良…ゼロ…?
そんなことある?和歌山ですら(失礼)5件もあるのに、奈良はゼロ?
んー…。
よし、自分で企画してみるか。
今僕は奈良の古民家で暮らしています。
ここならボードゲームスペースとして使えるんじゃない?
ということで、早速やってみます。
デイル・ドーテンさんも「試すのはすぐ」と言ってましたしね。
※追記!
オープンしました!
とりあえずこの本を読んでやってみよう、な!
関連記事 この投稿も読んでみよう!
リスク少なくお店をやってみたいなあって人は是非この本を読んでみてください。
僕が古民家に住んでるのもこのためです。
著書名 ボードゲームカフェの作り方: 準備から開業運営までが丸わかり!
著者 コサカリョウジ
出版社