この本を読むと得られるもの

  • 次に来るテクノロジーについて学べます
  • 変革をもたらすベンチャー企業がわかります
  • 2025年までに身に付けるべきスキルが分かります

 

「2025年を制覇する破壊的企業」この11社が世界を作る!淘汰されない為にやるべき事とは?

アメリカの企業が凄すぎる…!

 

2025年。

マンションの一室で青年が頭に何か被って身振り手振りを交えながら話しています。

彼はマイクロソフトの「ホロレンズ」を使ってアメリカのオフィスのメンバーと会議中です。

彼はホロレンズを外して、パソコンで何かを始めました。

 

Zoomを買収したグーグルによる「Google Zoom」による次の会議の準備です。

彼は英語は得意ではないけど、コミュニケーションで困ることはありません。

AIによる自動同時通訳のおかげです。

人工知能は翻訳だけでなく、会議の議事録もとってくれるし、メールや契約書も適切なフォーマットを作ってくれたらします。

 

5年前に世界を陥れた新型コロナウイルスの影響は今も続いています。

ワクチンは開発されましたがウイルスは変異します。そんなイタチごっこが続いているのです。

そのウイルスの影響で世界は劇的な進化をとげたとも言えます。

 

今日は会社に行く日です。

迎車アプリでタクシーを呼び出します。このタクシーは自動運転のモビリティです。

テスラが開発したボックスシート式のモビリティです。

 

彼は個人でもテスラオーナーなので、人工知能が彼の好みに合わせたカスタマイズをしてくれます。

テスラだけでなくアマゾンも2020年にはズークスを買収し、タクシー産業に参入しました。

密も避けれるロボタクシーは瞬く間に普及しました。

 

そのまま新幹線で大阪に移動です。

車内では5Gが使用できて、もうWi-Fiを使うことも無くなりました。

米中デジタル戦争で世界はどうなる?「5G革命の真実」

大阪でのホテルは、アップルが始めた「アップルホテル」です。

コロナで破綻したホテルを買収し、アップルがブランド権を買い取ったのです。

 

アップルホテルではiPhoneと連動して様々なサービスを受けることが出来ます。

これはアップルが提供する「アップクリップス」です。

個別のアプリをダウンロードしなくても、必要な時だけアプリ機能を利用することが出来ます。

どこでもiPhoneをかざすだけで、自分の好む環境が瞬く間に実現します。

 

彼の奥さんはサービス業なので、働きに出ます。

ある日、彼女のスマホのアラートが鳴りました。

娘の腕に付けられたアップルウォッチからです。

 

アップルウォッチはバイタルの体調計測できるようになり、娘の体調が悪くなった事を通帳してきたのです。

早々に仕事を切り上げたので、大事には至りませんでした。

 

帰ってからは夕食を作ります。

材料を用意するだけで、料理はアマゾンの「アレクサクッキングシェフ」がやってくれます。

アレクサはこれまでの好みや健康状態を把握しているのでレシピも考えてくれます。

冷蔵庫にもAIが搭載されてあるので、必要な食材は自動で配達されます。

 

一家が暮らしているのは「アマゾンマンション」です。

アマゾンが手がける不動産で、全てのデバイスがクラウドを介して連携しています。

鍵もなく顔認証で出入り出来ます。

 

料理ができました。今日は熱々のステーキです。

ただしこれは牛肉ではありません。大豆から作られた代替肉なんです。

アメリカのインポッシブル・フーズが開発しました。

 

食事後はテレビを観ます。映し出されたのはネットフリックスのコンテンツです。

見終わった後は友達とどんな終わり方だったかの話で盛り上がります。

原因は同じ映画やドラマでも視聴者によりシナリオが異なるからです。

 

ネットフリックスは人工知能を使って視聴者の視線や表情を解析し、適した映像を人工知能で指導生成します。

視聴者の数だけストーリーがあるのです。

「人工知能は人間を超えるか」ディープラーニングって何なの?人工知能と会話できる未来

 

ニュースではイーロン・マスクが脳波を活用したコンピュータを開発着手したと報じています。

実現すると人が考えたことが言葉に出さずとも実行されるのです。

 

テレビの後はインスタグラムを見ています。

モデルが持っているバッグが気に入りました。

タップしてネットショップに飛び、フェイスブックの仮想通貨リブラを使って購入しました。

 

ファッション好きな彼女はアクセサリーをハンドメイドして販売しています。

ネットショップを作るときにはベイスというベンチャーを利用しました。

 

彼女は株式会社投資もやっています。

アメリカのベンチャー、ロビンフットが開発したアプリを使っています。

ロビンフットはこれまで無かった「取引手数料無料」を実現しました。

 

新型コロナウイルスの影響で人々は外に出る機会が大幅に減りました。

そのおかげで地球環境は大幅に改善されました。

人々を苦しめるウイルスが一方では地球を綺麗にすることに貢献しているのです。

そんな皮肉な一面も未来では起きています。

「SDGsが生み出す未来のビジネス」これからの企業には社会価値の創造という評価軸が加わります

 

この本では、仮定ではありますがそんな未来予想図が書かれています。

2025年に大きな影響力を持つ11社を分析することで見えてくる世界です。

 

  1. 5年後の未来はこの11社が決定づける
  2. 世界最先端11社の思惑と3つのメガトレンド
  3. 業種の壁崩壊とコングロマリット化の再来
  4. ハードでもソフトでもなく「体験」が軸になる
  5. データを制するものが未来を制す
  6. 5年後に破壊される企業、台頭する企業
  7. 5年後、あなたの仕事はこう変わる

 

第一部では2025年がどうなっているのか書かれています。

第二部では、企業と人々はどうしたら5年後の世界を生き抜くことが出来るか考察されています。

 

未来を知れば最強です。

知らないテクノロジーもあると思います。是非本を読んで知っておきましょう。

GAFAの動向から目を離すな!

著者の山本さんはシリコンバレーと東京にオフィスを構えるベンチャーキャピタルでパートナーをされてます。

ここで衝撃を受けたのが、日本の企業のトップがテクノロジー、特にデジタルに弱かったことです。

実際にビジネスにどう活用していくかという具体的なビジョンがほとんどありません。

 

どんなに革新性が高い製品やサービスでも、儲からなければ世の中に広がることはありません。

この本はこれからの激動の時代を生き抜く「本当の」指針が書かれています。

 

実際にテクノロジーの知識があると、未来の予測は大体つきます

業界を破壊するようなイノベーションはテクノロジー界隈で起きやすいからです。

 

GAFAは自分たちを脅かす可能性のあるベンチャーは買収するなどして囲い込んでいます。

そうして取り入れた新しいテクノロジーで、新たなビジネスを展開します。

 

つまり、GAFAと界隈のベンチャーを観察していれば、これからの未来の動きを知ることが出来るのです。

紹介されている11社は、

  1. グーグル
  2. アマゾン
  3. フェイスブック
  4. アップル
  5. ネットフリックス
  6. マイクロソフト
  7. テスラ
  8. インポッシブル・フーズ
  9. ロビンフッド
  10. クラウドストライク
  11. ショッピファイ

です。

 

この11社の動向を総合した先にはメガトレンドが起こると予想されています。

そのひとつが、「業界の壁崩壊とコングロマリット化の再来」です。

つまり、昔の財団のようにひとつの企業が色々な種類の事業を営み巨大化していく現象です。

 

それは、ひとつの事業で得たデータや知見を別の事業にも活かしてシナジーを生んでいくことです。

一昔前前のコングロマリットは本業で儲けたアセットを他の事業に展開する、分散投資の考え方でした。

まさに当たればラッキーの投資的な考えで行われていました。

 

11社のコングロマリットは、すべての事業がデータ連携しています。

多種多様な業種なのに、それぞれがデータという共通項目で繋がっています。

 

これまでは良質なソフトウェアを開発しても、高性能なハードウェアが備わってないと広がっていきませんでした。

しかし、クラウドの登場で、端末は自ら重い動作をする必要がなくなりました。

その為、良質なソフトウェアさえ開発して、インターネット環境が整ってさえいれば、ありとあらゆる業界に参入出来る時代になったのです。

 

ユーザーもこれまでは高品質なハードウェア、高品質なソフトウェアを欲していました。

しかし必要なくなってくると、これからの未来では間違いなくニーズは体験に移っていきます

 

データって大事なんですね。でもそんなに価値があるもんなのかな?

アマゾンがレジ無し店舗を出店したのも、リアルでの顧客情報が取りたいからです。

データは連携が必須であり、いま企業たちはデータの解析に躍起になってます。

ネット店舗にはない体験と興奮を!店舗はメディアへと進化します「小売再生」

 

業態のコングロマリット化がトレンドですから、どんなデータでも必要とされます。

刑事が捜査に必要なありとあらゆる情報や証拠を集めるような感じです。

ミクロ経済学では「シグナリング」と呼ばれています。

 

アマゾンやアップルが金融業界に参入した時に驚いた人は多かったと思います。

しかし、彼らにとって業種の壁を乗り越えることなど、何のためらいもありません。

そもそも本業が何であるかというのは、決めてもいません。

 

時代は常に変化して、次々と新しい技術が登場します。

それらをいち早くキャッチアップすることが重要であり、何の業種であるかは関係ないからです。

 

逆に言うと、本業を限定して、その事業ばかりに固執する企業は足元をすくわれます。

つまり、常に変化に対応できる準備をしておく必要があるのです。

「2025年を制覇する破壊的企業」を読んでやってみた

4年後のアフターコロナの日常は激変しています

実践してみたこと

  • 必須スキルを勉強しよう

 

2025年の未来を生き抜くのに必須スキルは以下の5個だそうです。

  • 英国
  • ファイナンス
  • データサイエンス
  • プログラミング
  • ビジネスモデルが読める

まじか、全部無いやん!

 

英語はビジネスニュースが理解できるレベルです。

さらに論文が読めるレベルになればなお良しです。

テクノロジーの情報は論文に書かれてて、訳されてないものも多いからです。

 

ファイナンスは、証券アナリストの資格の勉強がぴったりです。

試験は実務経験が必要なので問題集を勉強するだけで十分です。

会計、経済学、分散投資の手法、株式など必要な知識が網羅できます。

 

データサイエンスは、ディープラーニングについて勉強します。

 

プログラミングはPythonを学びます。

プログラミング出来なくても、どのようにして可能になっているのか読めるくらいでも役に立ちます。

 

ビジネスモデルが読めるとは、ビジネスの内実をしっかりと読み解いていくことです。

QRコードの裏側ではどのようなビジネスがまわっているか、Zoomはなぜ飛躍したのか、アマゾンの冷蔵庫は何故売れるのか。

さらにマクロ経済学やナッジといった行動経済学も精通しておきます。

 

このスキルは2025年用です。その先にはまた別のスキルが必要になります。

うーん、順番に勉強していきます。まじで淘汰される側にいるんやなって実感しました…。

 

未来に関する本を読むようにとマナブさんが言ってたので読んでみたのですが、まじ勉強になりますね。

ほんと面白いです。

 

とりあえずこの本を読んでやってみよう、な!

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