1%の努力

 

「努力が大事」と思っていない?そう問い掛けるひろゆきさん。お金や時間にとらわれない状態になることこそチャンスがやってくる。

まさしく「サボる才能」があるかどうかが問われます。目的は死ぬまでの「幸せの総量」を増やす事。「頑張れば何とかなる」と思っている人は、甘い。

ひろゆきの「1%の努力」で生きる人生論。チャンスを掴まえる為の”サボる才能”の大切さ

頑張ればなんとかなる、は甘い

エジソンの言葉

「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」

 

一度は聞いた事があると思います。

「天才はいっぱい努力するから天才なんだよ」

僕もそう教えられた記憶があります。

 

今天国ではエジソンもガックリしてますよ。

本来は「99%の努力も1%のひらめきが無いと無駄になるよ」という現実を見つめたメッセージなんです。

 

ひらめきが無いまま無駄な努力を積み重ねても意味がない

 

そうならない為に必要なのが「サボる才能」です。

2時間でやる事を1時間で終わらせて、1時間を余らせること。

更に減らせないかと考え続けること。

 

お金や時間にとらわれない状態になると、チャンスが見えるようになるのです。

そんな「サボる才能」を磨く為の1冊です。

 

目的は、死ぬまでの「幸せの総量」を増やすことです。

大切なのは思考です。

工夫を取り入れて、「やり方」を変えていく。

ヒマを追求して、「何か」をやりたくなること。

中田敦彦自叙伝「幸福論 しくじりの哲学」紆余曲折の中でも見失ってはいけないもの

 

つまり、自分の頭で考える事が大切なのです。

だから「余白」を作るためにスケジュールを埋めないことも必要です。

チャンスを掴めるように、「片手」を空けとかないといけません。

 

「頑張れば何とかなる」と思っている人への本です。

自分もまさにそう。頑張りも出来ないけど…。

やり方をひろゆきさんと考えましょう!

前提条件が異なると反応が変わる

本では話の例として「エッグスタンド」が書かれてるのですが、絶妙な例え。

「あなたの家には、エッグスタンドがありますか?」

絵本の王様の食卓の絵で見た事あるくらいで、実際には見た事ないなあ。

 

エッグスタンドは「卵のためだけ」の食器です。

そんなものを買う「余裕」かあること。それを当たり前に語る人がいる事に驚く人も多いはず。

 

この話は何を意味されてるかというと、

比較対象が現れた時にどう受け止めるかで、人生は結構変わると思われるから、です。

 

エッグスタンドは例に過ぎません。

幼稚園お受験、飛行機のファーストクラス、サッカーが出来る庭。

社会でもSNSでも、常に「比較対象」に晒されます。

 

人を羨んでしまいそうな時、この言葉を思い出して立ち戻って下さい。

「エッグスタンドなんて、いらなくない?」

お受験もファーストクラスもみんなエッグスタンド。

まさに…。まさにです!

 

もしひろゆきさんが本で「月5万で暮らせます。残りは貯金に回してください」と書いてたとします。

「なるほど、わかりました!」

「いや、それはお前だからできるんだろう」

 

この二人の差は「前提条件」が異なるから起こります。

もし学生の時に貧乏暮らしをした経験があるなら、「感覚的に」出来るからです。

この「感覚的に」が大切です。

 

「理論的にわかっている」と「感覚的に出来そう」は似ているようで全然違います。

W杯を観ながら自分がシュートを打つことを想像するのは誰にでも出来ます。

この小さな意識のズレは、人を排除する事に繋がりかねません。

 

そんな時はこう考えてみましょう。

「この人とは、前提が違うんじゃないか?

 

考え方が異なる人が現れたら、この言葉を思い出して、自分で考えるのです。

そうする事で、偏見がインプットに変わります

違和感を楽しめる思考や、目の前を楽しめるスキルは、長い人生でもきっと役に立ちます。

 

この「前提条件」は、「チャンスを掴む人」になる為のお話です。

なぜひろゆきさんは「働かなくてもいい」と思えるのか。

「頑張ればなんとかなる」は意外と危険なんです。

 

チャンスとは、突然にやってくるものです。

勉強も情報もチャンスが訪れる可能性を高めるものです。

しかし、チャンスは一瞬で目の前を通り抜けます。

「お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!」なんて凄い生き様なんだ!俺もデカい器の人間になるぜ!

 

常に「余裕」を持ってないと掴むことは出来ません。

ピンチの時も、スケジュールに余白がないとパンクしてしまいます。

ヒマは全力で作っておいた方がいい、時間は余るものではなく、作り出すものなのです。

少なくとも、片手は常に空けておかないと、チャンスを掴むことは出来ません。

「優先順位」で一番大切なものを把握する

「今のうちに何をしておけばいいですか?」

この質問にひろゆきさんは「基本的にやりたい事をやればいい」と答えてます。

では、何をすべきかはどう決めるのでしょう?

 

ここでの例えは、「この壺は満杯か?」です。

ある壺の中に、大きな岩を1つ詰めました。

この壺は満杯でしょうか?いえ、砂利が入ります。

満杯になりましたか?いえ、まだ砂が入ります。更に水も入ります。

 

これは最大限の努力をすれば、まだまだ詰め込めるよ、という話でしょうか?

いえ、ポイントはそこではありません。

大きな岩を先に入れない限り、それが入る余地は、その後二度と来ないということです。

「大きな岩」とはなんでしょう?

 

それは自分にとって一番大切なものです。

 

砂利や砂など、自分にとって重要度の低いものから満たしていけば、人生は重要でない「何か」に満たされたものになります。

 

「自分にとっての大きな岩って何やろう?」

常にそれを問いかけてみましょう。

これは堂々と表明しておいた方がいいです。

この「優先順位」が大切です。

プチ修行をやろう!「お坊さんの修行に学ぶていねいな生き方、暮らし方」

 

優先順位はなぜごちゃごちゃになってしまうのか?

それはやっぱり情報量が多いからですよね。

 

そんな時は捨てるものを決める思考法が必要です。

「それは修繕可能か?」

もし修繕可能なら、後回しにしても良いというルールです。

 

先程の大きな岩と組み合わせて考えて下さい。

不可逆に戻らないものを優先させると後悔が減ります。

 

優先順位を決めたら、次はゴールです。

「自分はどこのゴールに向かっているか?」

頭の中にゴールがあると、なんとなくでもその方向に一つ一つの行動が繋がるようになります。

 

一度自分の仕事について以下の言葉で考えてみて下さい。

「これ、高校生でも出来るんじゃない?」

 

大卒が偉そうにやってる仕事も、マニュアルを渡せば大抵高校生でも出来ます。

もちろん僕の仕事も出来るでしょう!

 

であるなら、この先不況やAIの発達があれば、真っ先に切られる仕事と気付くべきです。

 

すると2つの戦い方が見えてきます。

「もっとレベルの高い事をやろう」と焦った方がいいのか。

はたまた、自分の今のポジションを守る事に全力を尽くすのか。

 

「1%の努力」を読んでやってみた

無くなったら困るものか考えてみた

「好きな事を仕事にする」

もうなんかこのブログでもスローガンみたくなってます。

 

「何が好きかわからない」「好きな事が恥ずかしい」

こんな事言ったら人生の9割を捨ててるようなものです。

 

好きな事を仕事にする場合、避けて通れないのが「ニーズと価値」です。

もうこれがほんと厄介。

 

必要か必要ないかを考える場合、インフラや食料のようなものは「社会」にとって必要なものです。

ゲームや音楽は「自分」にとって必要なものです。

考える時には後者の「自分」を軸にするべきです。

待ってました!マナブさんの本「億を稼ぐ積み上げ力」日々の習慣をいかに作るのか

 

僕は本業では食べ物を販売していて、副業では好きなものを売ってます。

ただし、ひろゆきさんは「体験」として掘り下げた方が良いと言われてます。

ゲームを作りたい→没頭出来る仕組みを生み出したい

「体験」にまで掘り下げると、会社や業界を渡り歩く事ができます。

 

「無くなったら困る体験は何か?」

これが仕事をする上で考えるべきことです。

 

根幹にある体験が何なのか、自分を止められない瞬間は何なのか?

そこが大切で、好きかどうかはあまり関係ありません。

「それがないと自分が困る

それこそが核にあるものです。

 

そう考えると、非常に微妙…。

本業は困りません。自分とっては違うものを食べれば良いだけの話です。

副業は…困らないかなあ。

困るようにしないとあかんなあ。

 

他にもポジションや努力、パターン化など、様々な話題を独特な切り口で議題提案されてます。

深オモシロいので、是非読んでみて下さいね。

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著書名 1%の努力

著者 ひろゆき

出版社 ダイヤモンド社