この本を読むと得られるもの

  • SDGsによってこれからのビジネス活動はどのように変わっていくのかがわかります
  • SDGsに取り組んでいる企業の活動が知れます
  • 今後必要となる価値観の共有がてきます

 

「SDGsが生み出す未来のビジネス」これからの企業には社会価値の創造という評価軸が加わります

環境や社会の問題を一緒に考えよう

 

2015年、ニューヨークの国連本部で開催されたサミットで、193の国連加盟国により採択された合意文書「私たちの世界を転換する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」。

その中に示された「持続可能な開発目標」がSDGsです。

 

世界のいろんな社会問題をあらゆる角度から解決するために、17のゴールとそこに紐付けられた169のターゲットが設けられました。

「誰ひとり取り残さない」理念のもと、発展途上国も先進国も、企業も行政機関も、そして個人にも共通する目標です。

 

このまま地球の資源を使い続けると、2030年には地球2つ分が必要になると言われています。

このままでいいのでしょうか?

この課題をビジネスでいかに解決できるでしょうか?

 

「ビジネスと地球環境ってどちらかと言えば、相反するものじゃない?」

確かにビジネスを儲けるための手段としか考えていなかったら両立するものではありません。

しかし、この本で紹介されているマーケティングのフレームワークや、実際に行われている事例を知ると、その考えが変わるはず。

そして、ビジネスも環境も大切にしたより良い社会の創造に貢献したいと思い始めるでしょう。

 

私たちの便利な暮らしは、大量生産からの大量廃棄の中で生まれてきました。

資源が無限であるかのように消費してきたのです。

その結果、地球システムは限界点まで達しました。

 

この本では、

  1. 身近なことからSDGsを考える
  2. ビジネスから見たSDGs
  3. ビジネスを後押しするSDGs
  4.  SDGsをマーケティングの4Pに当てはめる
  5. 事例に学ぶ SDGs×ビジネス

の項目で、今後のマーケティングのあり方を解説されています。

SDGsを学ぶための本ではなく、SDGs使うための本です。

活用して、持続可能なビジネスを、その力で持続可能な地球環境を創っていくための本なのです。

 

そして、倫理的な道徳観や環境に対する危機感のみを理由に主張されたものでもありません。

これを踏まえて消費者の価値観も変わっていってます。

これからのビジネスの糸口になり、ビジネスをアップデートするチャンスでもあるのです。

そしてその事が、企業の持続可能性にも深く関わっていきます。

 

是非この本を読んでSDGsを学んていきましょう!

SDGsとは何?

まずはSDGsのゴールを見ていきましょう。

  1. 貧困をなくそう
  2. 飢餓をゼロに
  3. 全ての人に健康と福祉を
  4. 質の高い教育をみんなに
  5. ジェンダー平等を実現しよう
  6. 安全な水とトイレを世界中に
  7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
  8. 働きがいも経済成長も
  9. 農業と技術革新の基盤をつくろう
  10. 人や国の不平等をなぬそう
  11. 住み続けられる町づくりを
  12. つくる責任 つかう責任
  13. 気候変動に具体的な対策を
  14. 海の豊かさを守ろう
  15. 陸の豊かさも守ろう
  16. 平和と公正を全ての人に
  17. パートナーシップで目標を達成しよう

このそれぞれの目標に細分化されたターゲットがくっついています。

 

例えばゴール1の「貧困をなくそう」には、

  1. 2030年までに、現在1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる
  2. 2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、全ての年齢の男性、女性、子供の割合を半減させる
  3. 各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施し、2030年までに貧困層および脆弱層に対し十分な保護を達成する

など全7ターゲットがあります。

 

これらは途上国だけの問題ではありません。

SDGsはそれぞれの国や組織、そして個人のための明確な指針もあるのが特徴です。

 

17のいずれかのゴールを明示して、それを企業の社会的責任や商品開発のコンセプトに入れる企業が増えてきました。

素晴らしいことですよね。

 

しかし、ゴールはそれぞれ独立したものではなく、総合的に取り組む事も大切です。

SDGsが求めているのは変革であり、調和です。

だからこそ17の目標が全て繋がった密接な関係である事が重要です。

 

SDGsからビジネスを見つめ直す

イギリスの化粧品メーカーLUSHは、脱プラで売り上げが3倍になりました。

もともと添加剤を使用しないなど、倫理的であることを企業の存在意義としてきた会社です。

 

この会社はたった3年で売上を3倍にしました。

この急激な伸び率の起爆剤は、プラスチック包装を廃止したことでした。

 

脱プラスチックの取り組みは、環境汚染という社会課題の解決だけでなく、それまでの包装コストを開発コストに転換して、より良い商品の誕生にもつながりました。

この取り組みは大歓迎され、顧客だけでない人たちからも注目され応援される存在になりました。

 

この事例はこれからのビジネスは物資的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさも同時に提供できること。

そのビジネスのあり方を通じて企業の持続可能性を高めることを実証しています。

 

これはどんな企業にも言えます。

そしてその可能性を見つけるのに、SDGsはうってつけなんです。

SDGsを起点にしたビジネスを始めると、他の企業からもパートナーに選ばれて、生活者からも応援されます。

それは長期的に利益を生み続け、従業員にも長く勤務してもらえる企業になる、ということでもあります。

 

各企業のSDGsへの取り組み

日本では絶対的な貧困はほぼ解消されています。

しかし、経済格差が広がる社会の中では、相対的な貧困層の増加という問題が新たに発生しています。

今後労働生産性の格差も広がります。そうなると益々格差は広がるでしょう。

 

貧困をなくす取り組みとしては、「三井住友カード」の活動があります。

決算の支払額の一部が、貧困状態の子供や高齢者の食事支援に活用されるという仕組みがあります。

貧困問題と食品ロスの課題を同時に解決できる取り組みです。

 

2050年には世界の人口は97億人になると言われています。

食料確保は全人類が抱える共通にして最大のテーマになるでしょう。

 

そこで世界で注目されているのが、持続可能な農業生産システムの構築です。

そこ取り組みは、生産技術の向上や効率的な労働分配、汚染された土壌の復元、生物多様性を損なわない農薬など、様々な分野で市場とチャンスが存在しています。

 

「キリン」は紅茶の茶葉を生産するスリランカの農園が、人権や環境保護に配慮した運営を支援しています。

この取り組みでスリランカの87以上の大農園が、持続可能性の高い農園としての世界的な認証を得ています。

 

今後は企業や医療機関が協働し、地球市民という意識を持って健康や福祉に取り組む必要があります。

途上国における医療サービスの提供、健康管理ビジネスの展開など、先進国として担う役割を見るだけでも、新たな事業の必要性と機会は急増しています。

 

一方、日本でも超高齢化社会の課題解決にも事業展開が求められてます。

医療機関や介護施設が不足し始めるでしょう。

ここに大きなチャンスがあります。

 

持続可能な原料で作ったソープなど、環境に優しい製品で知られるサラヤ株式会社。

製品の売り上げの一部を、途上国の衛生環境向上に向けたプログラムに参加するなど、ビジネスを通じて世界の人々の衛生と健康に貢献しています。

「SDGsが生み出す未来のビジネス」を読んでやってみた

SDGsを取り入れたい!

実践してみたこと

  • SDGsに貢献できる仕組みを考えていく

 

これまでのビジネスはいかに他社に負けないか、どんなヒット商品を生み出すか。

最短時間でいかに最大の利益を上げるかが重要課題だったわけです。

ランチェスターとかまさに軍事目的のものがビジネスに応用されてますもんね。

 

それがSDGsによって根本から変わろうとしているわけです。

地球と社会に対してどれほどの価値を創造出来るのか。

その評価軸が確実に加わります。

 

僕も自分で何か商売を始めるなら、SDGsは取り入れたいです。

儲かるかどうかの前に、やりがいのひとつとして魅力的です。

 

消費者心理で考えても「買う」の概念が「応援する」に変わってきていると思います。

県内に豚の糞尿を垂れ流していた養豚場があったんです。

そこと提携を発表したハンバーガー屋は瞬く間にTwitterで広まり、全く応援されないお店となり早々に閉店しました。

 

やっぱり環境に良くないことしてるお店や会社からは買いたいとも思われないわけです。

ストローも紙製じゃないと顧客が離れると思うから、いろんなお店で変わっているんですよね。

 

奈良で商売をするので、観光客のゴミ問題は気になります。

朝早く町に出るとゴミの数にうんざりしますし、鹿がそのゴミを食べてしまうのです。

ゴミを出さない仕組み、環境保護への協力、NPOへの募金など取り組みたいです。

 

とりあえずこの本を読んでやってみよう、な!

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